温泉は入浴するだけでなく、さまざまな副産物も生み出してくれるありがたい存在。そんな副産物のひとつが、温泉を利用して作られた食品です。
もっとも有名なのが、温泉卵ですね。現在はコンビニで売られていたり、家庭で簡単に作れるグッズなどもありますが、本来は卵を温泉の蒸気で蒸したもののこと。
そんな温泉卵にも、温泉の特色によってさまざまな種類が存在することが分かりました。
たとえば、地獄めぐりで有名な別府温泉では、実際に「地獄」の蒸気で卵を蒸した「地獄蒸し卵」が販売されているそうです。また、箱根温泉の大湧谷では、温泉成分である鉄分が影響して真っ黒になった「黒たまご」が有名なんですよ。
また、同じく温泉地では必ず見かける温泉まんじゅう。
単に温泉地で売っているまんじゅう……というケースが多くなっていますが、もともとは温泉を利用して作られていたもの。
たとえば、生地に加える水分を温泉水(特に重曹の成分が入っているもの)にすることでふっくらさせたり、温泉の出す高温の蒸気でまんじゅうを蒸しあげたりしていたそうです。現在では「本当の」温泉まんじゅうは数少なくなってしまったらしいので、発見できたヒトは幸運かもしれないですね。
その他にも、温泉を利用したお菓子などが開発されています。
その一つが、炭酸せんべい。有馬温泉や宝塚温泉といった有名な温泉地の名物で、あまく香ばしい薄手のせんべいであることが多いそうです。炭酸泉という泉質を利用して、独特の風味と軽い歯ざわりを実現しているとのことなので、ぜひ試してみたいですね!
温泉地はさまざまな美味の宝庫。温泉に入るだけでなく、その泉質を利用した食品を味わうことで、その温泉地をより深く楽しむことができそうです。